世界中の誰もが憧れる魅惑のスキーリゾート「ツェルマット」。
観光客向けの宿泊施設やホテルも充実し、リゾート感漂うビッグスケールのゲレンデが揃っています。
そんなツェルマットでスキーを最大限に楽しむためには、どのようにしたらいいでしょうか?
ツェルマットでスキーをする前に!事前準備
①リフト券
スキー場のリフト券は現地の観光センターか、インターネットで事前予約ができます。
エリアパス形式で、「Ski pass Zermatt(国境内のツェルマットのみで滑走可能)」と「Ski pass International(イタリア側のゲレンデも全て滑走可能)」があります。
2日以上滞在できるなら、「Ski pass International(イタリア側のゲレンデも全て滑走可能)」がオススメです。
②レンタル
ツェルマットにはたくさんのレンタルショップがあります。
飛行機や列車での持ち運びを考えると、レンタルした方が楽です。
当日その場で簡単に借りることもできますが、事前予約をしておくとスムーズです。
③各スキー場へのアクセス方法
ツェルマットからスキー場にアクセスする場所は主に3ケ所あります。
「マッターホルン・グレーシャー・パラダイス」やイタリア側のゲレンデに行く場合は、「Furi」からゴンドラでアクセスします。
ゴルナーグラートエリアには、ゴルナーグラート鉄道で。
スネガへは地下ケーブルカーを利用します。
ツェルマットでスキーをする前に!注意点
①標高の高さ
ツェルマットのスキー場は標高がとても高く、最高地点ではなんと3820mにもなります。
ロープウェイなどで一気に上がるため、高山病になりやすいです。
無理なスケジュールではなく、ゆとりを持って体調を整えて行きましょう。
ゴーグルやサングラス、日焼止めなどの紫外線対策も必須です。
②滑走エリア
コース内は圧雪されたバーンが多く整備が行き届き、行き先案内板も分かりやすいです。
ゲレンデマップで常に自分のいる場所、向かう場所などを把握できるようにしましょう。
広大なエリアで営業時間内に宿泊場所に戻ってこれるよう、計画的に行動することも重要です。
また、コースの境目にはロープが張り巡らされていますが、コース外に出てしまうと、広大な氷河エリアにはクレバスが隠れていたりして大変危険です。
バックカントリーなどのコース外滑走を楽しむ場合は、必ずツアーなどで山岳ガイドと一緒に出かけて下さい。
ツェルマットのスキー場の特徴
何と言ってもそのスケールの大きさです。国境を越えたイタリア側のスキー場を合わせると、最大標高差約2279m、コース総延長距離約360kmもの圧倒的なスケールです。
スキーヤーの比率が高く、スノーボーダーの数は少ないです。
各エリア間には、ゴンドラやリフトが縦横無尽に張り巡らされていて、他エリアへの移動が容易です。
TバーやJバーと言われる、円盤のついたロープを両足とお尻ではさみ、牽引してもらうタイプのリフトがあります。スキーはまだしも、スノーボードだと初心者にはやや敷居が高いかもしれません。
気になる雪質ですが、冬のハイシーズン(12〜3月頃)は積雪も多く、雪が降ればパウダースノーを味わえるでしょう。ツェルマットは晴天率が高いため、雪が降らないとカチカチに硬くなります。ツェルマット側の70%を超える部分には人工降雪機が設置されています。転んでも痛くないように、プロテクターでお尻や膝などを保護するといいでしょう。
スキー場のレストラン
スキー場のレストランは綺麗でおしゃれなところが多いです。
マッターホルンやアルプスの山々に囲まれながら、テラスで食事をできる場所もたくさんあります。
絶景の中でワインやスイスチーズを嗜むのは至福のひとときです。
他のスキーリゾートと比べて物価は高く、レストランの食事は1000-2000円前後します。
また、トイレは基本的に有料です。